
TOEICのリスニングが速すぎて聞き取れない…

聞こえるけど意味が入ってこない…
そんな悩み、ありませんか?実はTOEICのリスニングは、初心者でもスコアを伸ばしやすいパートなんです。
私自身、最初はまったく聞き取れませんでしたが、リスニングからスコアが伸びて、自信につながりました。
だからこそ、この記事ではTOEIC500点を目指す人に向けて、やさしい3ステップの対策法をご紹介します。
Contents
リスニングは初心者でも得点源にできる!
TOEICでは、リスニングとリーディングがそれぞれ495点、合計990点のテストです。
その中でも、リスニングは「勉強すれば点が取りやすいパート」と言われています。
なぜ初心者こそリスニングを先に対策すべき?
- リーディングに比べて、単語や文法の知識が少なくても対応しやすい
- 問題のパターンが決まっていて、慣れることで解きやすくなる
- 実際、リスニングで300点前後取れるようになれば、500点は現実的な目標になる
私も最初は「聞き取れないし、対策も難しそう」と感じていましたが、少しずつ音に慣れてくると正答率が上がり、自信もついてきました。
英語が聞き取れない3つの原因とは?
聞こえない…という悩みには、共通の原因があります。自分のせいにせず、まずはその仕組みを知ることが大切です。
原因 | 説明 |
---|---|
① 英語特有の音のつながり(リエゾン) | “Can I help you?” →「キャナイヘルピュー」など、音がつながる |
② 単語そのものを知らない | 単語の意味や発音を知らないと、何度聞いても認識できない |
③ 日本語に訳そうとしている | 頭の中で日本語に変換しようとしていると、追いつけなくなることも |

聞こえないのは「能力が足りない」からではありません。
耳を「英語の音」に慣らしていけば、だんだんと聞こえるようになりますよ。
ステップ①:英語の音に慣れる|聞く習慣を作ろう

まずは、英語の音を毎日聞くことからはじめましょう。意味がわからなくても大丈夫です。まずは耳を慣らすことからスタートしましょう。
こんな方法でOK!
- 通勤・通学中にTOEIC音声を流す(abceedなどのアプリも便利)
- YouTubeで「TOEIC Listening Practice」で検索し、1日1動画
- 時間があれば、短めのシャドーイングに挑戦してみる
「意味がわからないからムダかも…」と思う必要はありません。
最初は「英語の音」そのものを体にしみこませる感覚でOKです。

私は「英語の音」に慣れるために、PodcastでBBCやCNNの英語ニュースを毎日聞いていました。内容はほとんど理解できませんでしたが、ナチュラルなスピードの英語に触れることで、音に慣れてくる実感がありました。
英語のニュースは今でも「英語の音」に触れるツールとして活用しています。
ステップ②:TOEICの形式に慣れる|解き方を知ろう

続いて、英語の音に少し慣れてきたら、次は「TOEICらしさ」に慣れることが大切です。
出題パターンやナレーションの流れを知っておくことで、スコアアップに直結します。
おすすめの勉強方法
- 公式問題集を使って、本番に近い形で練習する
- アプリ(abceedなど)で問題形式に慣れる
- YouTubeなどの無料教材を活用
TOEICの問題形式に慣れてくると、「あ、この流れ知ってる!」と感じられる場面が増えてきます。

私も最初は、リスニング中に「何を聞かれるか分からない!」と焦ってしまい、音声に集中できませんでした。
でも繰り返し練習するうちに、「質問文からだいたいの流れが予測できる」「選択肢の内容から消去法が使える」と感じるようになり、自然とリスニングのハードルも下がってきました。
問題形式に慣れることは、安心感を持って聞くための大切な準備だと実感しました。
ステップ③:Part別のコツをおさえて対策する

そして仕上げに、Part 1〜4それぞれに合った対策をしていきましょう。自分の苦手パートを意識して対策していくと、効率よく伸ばせます。
TOEIC Part別対策まとめ
TOEICのリスニングは、Part1〜4それぞれに特徴があります。次の図では、それぞれのPartの特徴と対策ポイントをまとめてみました。

Part | 内容 | 対策のポイント |
---|---|---|
Part 1 | 写真描写問題 | 前置詞や動作を表す動詞に注目。「be ~ing」の聞き分け練習がおすすめ。 |
Part 2 | 応答問題 | 疑問詞(What, Where, Howなど)を聞き取る練習。短文シャドーイングが有効。 |
Part 3 | 会話問題 | 先読みして設問内容を頭に入れておく。人の立場・目的に注目すると答えやすい。 |
Part 4 | 説明文問題 | アナウンス系が多め。数字や固有名詞を聞き逃さない意識が大切。 |
最初はすべてが難しく感じますが、「1つずつ理解していく」姿勢で大丈夫です。
特にPart 1とPart 2は初心者でも点を取りやすいので、まずはここから取り組んでみましょう。

とは言っても、Part 3とPart 4はやっぱり難しいですよね。
会話や説明を聞きながら内容を覚えて、すぐに設問を読んで、選択肢から選ぶって…本当に大変。ちょっと気を抜くと「え、何の話だったっけ?」となったり、聞こえた単語が選択肢に出てくると、ついそれを選びたくなったり。
でも練習を続けていくうちに、「これはひっかけ」「こっちの方がより文脈に合ってる」と判断できるようになります。
聞き取れる部分が増えてくると、リスニングがだんだん楽しくなってきますよ。
まずは聞くだけでもOK。でも発音するともっと聞こえる!
「英語は聞き流すだけで上達する」と言われることもありますが、実際には“聞くだけ”でも一定の効果はあります。
私も最初は、ただ聞き流すことから始めました。でもあるとき、「自分が発音できる音は、聞こえるようになる」と聞いて、シャドーイングを始めてみたんです。
声に出してみると、
「あ、こうつながるんだ」「この音はこういう風に弱くなるんだ」
と、英語の音の仕組みが少しずつ見えてきました。
発音してみることで、リエゾン(音のつながり)やイントネーションへの気づきが増え、聞き取れる音がどんどん増えていった感覚があります。

だから、まずは聞くだけでもいいんです!
少し慣れてきたら、ぜひ「声に出してみる」ことにも挑戦してみてくださいね。
TOEIC500点を目指すための目安とバランス
TOEIC500点は、だいたい100問中50問正解くらいが目安です(正確な換算は非公開ですが)。
具体的な点数配分例
- リスニング:30問正解(約300点)
- リーディング:20問正解(約200点)
このように、リスニングで得点を稼ぐことで、500点突破がぐっと近づきます。
だからこそ、リスニング対策は最初に力を入れたいポイントなんです。
よく使われている教材・アプリまとめ
名称 | 特徴 |
---|---|
公式TOEIC問題集 | 本番と同じ形式・音声付きで信頼度◎ |
abceed(アプリ) | 無料でも使える/音声の再生スピード変更可 |
YouTube教材 | “TOEIC Listening Practice”で豊富な無料コンテンツあり |
無料アプリや動画だけでも十分始められます。まずは自分に合うものを1つ見つけて続けてみてください。
まとめ|「聞こえる耳」は少しずつ育てられる
TOEICリスニングは、最初は難しく感じても、正しい順番で練習していけば必ず伸びます。
ポイントのおさらい
- 音に慣れる →「聞く習慣」からスタート
- 形式に慣れる →「解き方」や「パターン」を理解
- Part別対策 → 自分の弱点にしぼって練習
- 聞きながら声に出す → 発音すると音のつながりが見えてくる

まとめると、リスニングは「慣れ」と「コツ」で、初心者でも得点源にできます。
一歩ずつ、無理のないペースで進めていきましょう!
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