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requireとrequestの違い|TOEICで間違えやすい語彙の見分け方

TOEICの語彙問題でよく出る require と request の違いを問うクイズ形式のアイキャッチ画像。「その違い、ちゃんと選べる?」という問いかけがある。

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requireとrequest、なんとなくで使ってるかも…

TOEICの語彙問題では、「同じ語源から派生した似た単語の意味の違い」がよく出題されます。

中でもrequireとrequestは、意味が似ていて使い分けがむずかしい!という声が多い語です。

こっこ
こっこ

私自身も、以前はなんとなく「どっちも「求める」でしょ?」と考えて選んでしまい、見事に間違えていました…

でも、「主語」や「文の背景」に注目すれば、ちゃんと違いが見えてくるんです!

今回はTOEIC頻出のこの2語の違いを、クイズを通してやさしく解説していきます。

まずはクイズに挑戦!

TOEIC Part 5を想定した4択問題です。文脈に合う最も適切な語を選びましょう。

【問題】

TOEIC頻出語「require」と「request」の使い分けを問う4択クイズ。主語はsupervisor、空欄に入るのはどれ?

The supervisor ______ that all employees attend the training session.

  • A. requires
  • B. requests
  • C. hopes
  • D. suggests

【正解】

A. requires

【解説】

「上司が“義務づける”」なら require が自然!

文の主語は“The supervisor(上司)” です。部下に対して研修への参加を求めている状況なので、「お願い」よりも「義務」として伝えている可能性が高いです。そのため、「お願いする」意味のrequestでは弱すぎて不自然。

「義務づける」「必要とする」意味をもつ require が正解となります。

request じゃダメな理由とは?

一見似ているように見える require と request ですが、実は意味の強さがまったく違うんです。

以下の表でその違いを比べてみましょう。

単語意味強さ
require義務として求める/必要とする強い(拒否できない)
request丁寧にお願いする弱い(断れる)
require と request の違い

では実際に、同じような場面で require と request を使った例文を見てみましょう。どちらも「〜してほしい」という気持ちですが、使う語によって伝わる印象が大きく変わります。

例文:

  • I require all students to attend.
    → 全生徒の出席を義務とします
  • I request your presence at the event.
    → イベントにご出席いただけると嬉しいです

類似語もチェック!TOEICでよく出る使い分け

TOEICでは、require や request 以外にも、似た意味を持つ語の中から最も文脈に合うものを選ばせる問題がよく出ます。

以下の表に、頻出の類義語と使い方の違いをまとめました。

単語意味使い方のポイント
require義務・ルールとして求める法律・規則・上司など強制力あり
request丁寧に依頼する依頼文・ビジネスメールなどに多い
suggest提案するよく使われるが、強制力はない
recommendおすすめする選択肢を与えるイメージ
demand強く要求するrequireよりもさらに強い語感
TOEICでよくでる使い分け

TOEICでは「文の形」もヒント!

TOEICの語彙問題では、意味だけでなく「主語が誰か」「目的語は誰か」「文全体の力関係」にも注目することが大切です。

主語の立場よく使われる語
上司や規則・法律require / demand
顧客や依頼者request / suggest
やんわりした言い回しrecommend / hope
誰が言うかで変わる!TOEIC語彙の使い分け早見表

このように、誰が・誰に・どういう力関係で言っているかを見極められると、正解率がぐんとアップします!

よくある質問(FAQ)



まとめ:requireとrequestは「強さの違い」に注目!

似ているようで、実は伝わる印象や相手への影響力に大きな違いがあるこの2つの単語。
TOEICでは、このような「文脈で使い分ける語彙力」が問われる問題がよく出題されます。

ポイント

  • require=義務として求める(強制力あり)
  • request=丁寧なお願い(断る余地あり)

今回のクイズのように、主語が誰か、どんな立場か、どんな場面かを読み取ることが正解のカギ。

意味だけに頼らず、文の形・主語・力関係にも注目しながら、1問ずつ理解を積み重ねていきましょう!

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