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TOEIC 全部同じ選択肢をマークする3つのリスク

TOEIC試験を控え、点数アップを目指して勉強に励んでいるかもしれませんね。
でも本番で時間が足りなくなると、

ぐるぐる
ぐるぐる

もうわからないし、全部同じ選択肢にしちゃおうかな…

なんて思ったこと、ありませんか?

TOEICで選択肢が同じばかりになることは、決して珍しいことではありません。特に正解をしっかり選んでいても、結果的に同じ選択肢が続くこともあります。それ自体は出題構成によって自然に起こる現象です。

ただし、時間切れで焦って適当にマークする場合は、「そうせざるを得ない行動」として同じ選択肢を連続で塗ってしまうこともあり、それは一種の工夫とも言えます。

とはいえ、「それってまずいの?」「点数に影響する?」と不安になる気持ちもよくわかります。

こっこ
こっこ

私も受験中に時間が足りなくなり、全部同じ選択肢で塗ってしまった経験があります(笑)

そんな風によくやってしまう行動ではあるものの、TOEICで時間が足りないとき、全部同じ選択肢をマークするのはあり?なし?と気になりますよね?
この記事では「TOEIC 全部同じ選択肢」で検索されがちな疑問に答えつつ、点数への影響や、正解率を少しでも上げるためにできる2つの対策について詳しく解説します。

Contents

TOEICの選択肢が全部同じになるのはなぜ?よくある3つの理由

TOEICの試験では、特にリーディング後半や時間が差し迫ったときに、「とにかく塗らなきゃ!」という状況になりますよね。そんなとき、「どれを選んでも正解がわからないなら、1つの選択肢で統一してしまった方が効率が良いのでは?」と考えることがあるかもしれません。特に時間に追われているときは、迷う時間さえ惜しくなります。

そのような状況で選びがちな考え方としては、次のようなものがあります:

  • 単語や文法が理解できない問題が多いと、すぐに選べない
  • 時間がなくなって焦る
  • 勘で解答するなら、ばらつかせるより同じ選択肢で揃えた方がいいのでは?

このように「TOEICの選択肢を同じにせざるを得ない」状況には、それなりの理由があります。まずは自分の行動を責めずに、よくあることだと理解しておきましょう。

TOEICで全部同じ選択肢をマークするとどうなる?スコアへの影響は?

全部同じ選択肢をマークする戦略には、以下のようなデメリットがあります。

「全部同じ選択肢をマークしたらどうなるの?」という疑問に対して、3つのリスクを図にまとめました。まずは全体像をつかんでから、それぞれのリスクについて詳しくは、このあとに続く解説も読んでみてくださいね。

TOEICで全部同じ選択肢を選んだ場合に考えられる3つのリスクを図解。点数が伸びにくい、偶然の正解を拾いにくい、スコアが低くなりやすいという内容がまとめられている。

リスク1:点数が伸びにくい

TOEICの正解は4つの選択肢(A〜D)にバランスよく分かれています。そのため、全部Cにしてしまうと、他の選択肢が正解だった問題を一気に落としてしまい、正解数が偏ることに。

リスク2:偶然の正解が減りやすい

ランダムに塗ったほうが多少ばらつきが出るため、思わぬ正解が含まれる可能性もありますが、実際には正解の選択肢がどれに偏っているかはその回によって異なります。そのため、完全にランダムにしても、必ずしも正解率が上がるとは限りません。

一方、全部同じ選択肢を選ぶ場合、特定の選択肢以外が正解だった場合は全滅してしまうため、やはり偶然の正解を拾いにくくなるというリスクはあります。どちらも一長一短ではありますが、どちらかに極端に偏るよりは、少しでも根拠をもってマークできると安心です。

リスク3:想定スコアが低くなりやすい

全200問すべて同じ選択肢にした場合、正解率は平均して25%前後になると考えられます。TOEICでは正解数に基づいたスコア換算が行われるため、スコアはおおよそ300点前後になるケースが多いと言われていますが、厳密には正答数や年度によって変動します。いずれにしても、高得点を狙うにはこの方法はあまりおすすめできません。

時間がないときのTOEIC対策:正解率を上げるためにやること2つ

消去法で選択肢を絞る

TOEICで選択肢に迷ったときに役立つ「消去法」の3ステップを図解。文法的におかしい選択肢や話の流れに合わないものを除外し、最終的に自然なものを選ぶことで正解の可能性を上げる。

「なんとなく選ぶ」よりも、「考えて残った中から選ぶ」方が、正解率アップにぐっと近づきます。

TOEICでは、すべての問題に完璧に答えられるとは限りません。特に難しい問題や、文法・語彙に自信がない問題では、「消去法」を使って選択肢をしぼることで、正解率を少しでも上げることが可能です。

まず、明らかに不正解と思われる選択肢を除外します。

  • 文法が明らかにおかしいもの
  • 話の流れに合っていない選択肢

次に、残った中で意味が近いものや文脈に合うものを優先して検討しましょう。よく似た選択肢が2つある場合は、どちらかが正解の可能性が高いこともあります。

最終的に1〜2個に絞れたら、そこから最も自然なものを選ぶのがコツ。完全な勘より、少しでも考えた上で選ぶ方が正解率は上がりやすくなります。

時間配分を見直す

TOEICで全200問を解き切るための時間配分のポイントを図解。Part 5・6にそれぞれ10分、Part 7に50分を配分し、時間切れを防ぐ戦略を視覚的に説明している。

時間に追われる場面こそ、事前に戦略を立てておくことで最後まで冷静に解き切る力になります。

TOEICでは、限られた時間内に200問を解ききる必要があります。そのため、「時間配分をどうするか」は、正答率だけでなく精神的な余裕にも大きく関わってきます。

まずは、得意な問題から先に取り組み、確実に得点できる部分を押さえましょう。特にリーディングでは、文法や短文問題など自信のあるパートを先に解くことでリズムがつかみやすくなります。

また、難しい問題には必要以上に時間をかけず、潔く見切りをつけることも重要です。時間をかけても正解が見込めないと判断したら、消去法で選択肢を絞ってマークし、次へ進む勇気も必要です。

さらに、パートごとに「◯分以内に解きたい」という目安をあらかじめ持っておくと、全体の時間管理がしやすくなります。

このように時間配分を意識しておくことで、最後まで焦らずにすべての問題に対応できる可能性が高まります。

TOEICリスニングで時間が足りない…!を防ぐコツとは?

TOEICリーディングで時間が足りない理由と解決策3つ

最後はどう塗るべき?全部同じ?ランダム?それとも順番に?

時間がないとき、「全部Cでいこう!」と決め打ちでマークする人もいれば、「なんとなくバラバラに選ぶ」「A→B→C→Dと順に塗る」といった人もいます。

結論としては、どの方法も決定的に正解率が上がるわけではなく、いずれも勘に頼る戦略です。空欄を避けることが最優先であり、その上で少しでも自分に合った方法を選ぶことが大切です。

各方法の特徴は以下の通りです:

  • 全部同じ:当たれば大きいけれど、他の選択肢が正解だった場合は全滅しやすい
  • ランダム:バラつきは出せるが、感覚も働かず結局は運頼みになりやすい
  • A→B→C→Dの順:偏りは防げるが、機械的な印象でスコアに結びつきにくいことも

でももし、あと10秒だけ余裕があれば、選択肢をざっと見て、「これが自然かな?」と直感で選んだり、目についた単語で判断してみるだけでも、思わぬ1問が当たることもあります。

焦る気持ちもわかりますが、最後の1マークがスコアを押し上げてくれることだってあるんです。

よくある質問(FAQ)



まとめ:TOEICの選択肢が同じでも焦らなくて大丈夫

「時間が足りなくて、全部同じ選択肢で塗っちゃった…」そんな経験がある人も大丈夫。
本記事では、同じ選択肢を連続で選ぶことのリスクや、焦らず乗り切るための対策をまとめました。

TOEIC試験で「すべて同じ選択肢をマークする」という方法は、時間がないときのひとつの手段として試されることがありますが、実際には正解率やスコア面でのリスクも含んでいます。

とはいえ、本番で時間がなくなることもあるのがTOEIC。
そんなときは、空欄にせず、とにかくマークすることが最優先です。

そのうえで、次の3つを意識してみてください:

  • 時間配分を工夫する
  • 消去法で正解率を上げる
  • ラストの数問に備えて、選び方の方針を持っておく

これだけでも、スコアに大きな差が出てきます。

「全部C(または他の同じ選択肢)にしちゃった…」と落ち込む必要はありません。
次回は少しだけ時間配分を意識したりや消去法を取り入れて工夫してみる。
その小さな一歩が、着実にスコアアップにつながっていきますよ。


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TOEIC本番で焦らないために。各パートの出題構成とコツ


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