TOEICの試験中に「問題を解ききれない」「時間が足りなくて焦ってしまう」など、こんな悩みはありませんか?
TOEIC試験中、後半に入ると時間がなくなって、全部解ききれない…
何度か受けてるけど、いつも時間配分がうまくいかなくて悔しい
これらの悩み、実は多くのTOEIC受験者が抱える共通の課題です。しかし、時間配分を少し工夫するだけで、問題をしっかり最後まで解き切れるようになります。効率的な時間配分法を取り入れれば、解答ペースが自然と改善され、焦ることなくスムーズに試験を進められるでしょう。
この記事では、TOEIC試験で時間が足りないと感じる方のために、簡単に実践できる3つの時間配分法をご紹介します。
Contents
TOEICで時間が足りない原因とは?
TOEIC試験で「時間が足りない!」と感じる人は多いですよね。時間が足りなくなる主な原因は、試験特有の問題形式や、限られた時間内で多くの問題を解かなければならないことにあります。
まず、TOEICはリスニングとリーディング合わせて約200問あります。これを時間内に解くには、ひとつひとつにかける時間を制限する必要がありますが、問題に夢中になるとつい時間を忘れてしまいますよね。
さらに、長文読解などの後半問題は、集中力を持続させにくいことも理由の一つです。最初は順調でも、後半になると疲れが出て、思ったより時間がかかることもあります。
具体的に言うと…
- 長文問題に時間を使いすぎる
- 簡単な問題でもつい慎重になりすぎる
- リスニングで解答に迷い、次の問題にスムーズに進めない
これらの原因を理解することで、時間を意識した対策が立てやすくなります。次の見出しでは、時間配分の工夫でスムーズに解答する方法を紹介します。
TOEIC時間配分の重要性と効果
TOEIC試験での「時間配分」は得点アップに欠かせません。効果的な時間配分を知ることで、焦らずに試験を進め、ミスを減らすことができます。
なぜ時間配分が大切なのか?
時間配分を決めることで、どの問題にどれだけ集中すればよいかが明確になります。特に、後半の難しい問題を解くためには、最初の簡単な問題を素早く解答するスキルが必要です。時間配分がうまくいくと、全ての問題にまんべんなく取り組め、解答漏れも減ります。また、時間配分の効果はリラックスにもつながります。限られた時間を見越して進めることで、焦りが減り、落ち着いて問題に取り組めます。
時間配分をするメリット
- 後半の難しい問題にも対応できる
- 緊張や焦りを減らして冷静に解答できる
- 得点アップのチャンスが増える
次は、TOEIC試験で具体的に役立つ「時間配分のコツ」をご紹介します。
TOEIC時間足りない方必見!効果的な時間配分3つのコツ
TOEIC試験で最後まで解答するための時間配分のコツを3つ紹介します。これを実践すれば、限られた時間でも問題を解ききれるようになります。
① パートごとの時間配分を決める
TOEICにはリスニングとリーディングの2つのセクションがあり、リスニング45分、リーディング75分で構成されています。リスニングパートは問題ごとに一度に解答していきますが、リーディングパートにはそれぞれ理想的な時間配分があります。事前に時間を決めることで、ペース配分がしやすくなります。
具体的な時間配分の意図は以下の通りです:
- Part5(短文穴埋め問題)とPart6(文挿入問題)をトータルで15分
このセクションでは、一つの問題に時間をかけすぎず、なるべくテンポよく解答することが大切です。 - Part7(長文読解問題)に55分
Part7はリーディングの中でも特に時間がかかるため、多めに時間を確保しています。 - 残り5分は余裕を持たせた時間として取っておきましょう。この5分は思わぬ時間のロスが発生した場合の予備として使えます。例えば、Part5やPart6で少し時間をかけすぎたり、Part7の長文問題で追加の確認が必要なときに、この余裕が役立ちます。
- ーディングパートの75分のうち、5分は余裕を持たせた時間と考えると良いでしょう。この余裕は、思わぬ時間のロスが発生した場合の予備として使えます。例えば、Part5やPart6で少し時間をかけすぎたり、Part7の長文問題で追加の確認が必要なときに、この余裕が役立ちます。
リーディングでは、簡単な問題から先に進み、難しい問題に時間を残すのがポイントです。この方法で無理なく解き進めることができますよ。
② 時間を意識して練習するコツ
本番で焦らず進めるためには、普段の練習から時間を意識することが大切です。模擬試験や過去問を使って、実際の試験時間に合わせて解答練習をしましょう。
練習時のポイント
- タイマーを使って各パートにかかる時間を測る
- 時間内で解答する習慣をつける
- 回答スピードと正確さのバランスを見直す
これにより、限られた時間でもスムーズに解答する感覚が身につきます。
③ 読み飛ばしの技術を身につける
TOEICのリーディングでは、全てを読むのではなく「重要な情報を見つける技術」が必要です。これにより、長文問題でも素早く答えを探せます。
読み飛ばしのコツ
- 質問文を先に読んで、何を探すべきか明確にする
- 接続詞やキーワードを頼りに、重要な部分を見極める
- 解答に必要な箇所だけ読むことで時間短縮
この技術を身につければ、長文でもスムーズに解答が進みます。詳しくは以下の時間管理のポイント「重要かどうかを判断する」でお伝えします。
TOEIC本番で役立つ時間管理のポイント
試験中、時間が足りなくなりそうなときの対応方法も知っておくと安心です。焦らずに冷静に対応するためのポイントを紹介します。
「もう解けない」と感じたら進む
一問でも多く正解したいとわからなくてもじっくり時間をかけて正答を探したくなってしまいますよね。しかしTOEICは時間との勝負でもあるので、「もう解けない」と感じたら潔く次の問題へ進みましょう。とは言っても、どの程度で見切りをつけるか基準も知りたいですよね。以下に3つの判断基準をお伝えします。
- 時間が多くかかっていると感じたとき
1分以上かかっても答えが見えない場合は、「もう解けない」と割り切って次へ進む方が、全体的に効率よく解答できます。TOEICはスピードが勝負なので、一問に時間をかけすぎないことが大切です。 - 内容が理解できていないとき
問題文や選択肢を何度読んでも内容がつかめない場合、時間を無駄にしている可能性が高いです。そのときは思い切って次へ進みましょう。理解できない箇所にこだわらず、次の問題に移ることで、解きやすい問題に出会える確率が上がります。 - 後半に解きやすい問題が控えている可能性があることを知る
TOEICは後半に比較的解きやすい問題が含まれることも多く、そこに時間を残すことで得点アップのチャンスが増えます。一問にこだわらず、「解けない」と感じたら次に進む決断を早めにするのが得策です。
重要かどうかを判断する
時間との勝負の中、文章を最初から最後までじっくりと読んでいる余裕がありませんよね?そこで大事なのは「重要な部分を見つけること」イコール「重要でない部分」を判断することが大切です。どうやって?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です!問題の形式や設問の内容をよく理解することで判断できるようになってきます。以下の方法がどの部分が解答にとって重要かを見分ける手助けになります。
- 設問を先に読む
質問で何が問われているかを先に把握することで、長文のどの部分が答えに関係するかを推測しやすくなります。例えば、「場所」や「日時」に関する質問なら、日付や場所に関連するキーワードを中心に目を通せば良いでしょう。 - 具体的なキーワードに注目
「重要」とされる部分には、数字、固有名詞、日付、場所などの具体的な情報が含まれていることが多いです。これらは、一般的に設問の解答に直結しやすいため、意識して拾い読みします。 - 接続詞を利用する
「however(しかし)」「therefore(したがって)」などの接続詞は、内容が大きく変わるポイントです。接続詞が出た後の部分は、前文と異なる重要な内容が含まれていることが多いため、特に注意して読むとよいです。 - 例や詳細の部分を飛ばす
記事や説明文の場合、一般的に詳細な説明や例が続く部分は、重要ではないことが多いです。例えば、事実や概要が述べられた後に始まる長い説明や具体例は、飛ばしても回答に影響しない場合が多いです。 - 具体例:設問が「Who is speaking?」の場合
設問が「誰が話しているか」を問う内容なら、話者に関する情報に絞って読み、具体的な内容や例については飛ばします。
まとめ
TOEIC試験で時間が足りないと感じる人にとって、時間配分は欠かせないスキルです。今回紹介した「パートごとの時間配分」「練習時に時間を意識する」「読み飛ばしの技術」の3つのコツを実践することで、試験を通して焦らず解答できるようになります。
時間配分をうまく行うことで、すべての問題に挑戦でき、スコアアップにもつながります。ぜひ今日から実践して、TOEIC本番で自信を持って最後まで解答できるようにしましょう!