「TOEICリスニング、全然聞き取れない…」と悩んでいませんか？
TOEICのリスニング問題、がんばって解いているのに「聞き取れない」「内容が頭に入ってこない」と悩む方はとても多いです。
スピードが速くて、最初の1文で置いていかれる…
聞き逃すとパニックになり、次の問題まで頭が真っ白…
知らない発音やイントネーションに戸惑って、集中できない…
実際、「え？今なんて言った？」と頭がフリーズしてしまう発音に出会ったことがある方も多いのではないでしょうか。
私も「えええ？今の英語だった！？！？」と戸惑った経験があります（笑）普段聞き慣れない発音にびっくりして、何を言われたか理解が追いつかない…ということもありました。
また、一度聞き逃すと
「なんて言ってたのか気になってしまい、その後の音声が全然頭に入ってこない…」という負のループにも要注意！
本当はすぐに気持ちを切り替えて次に集中するのがベストですが、つい引きずってしまう気持ち、よく分かります。
こんな経験がある方に向けて、この記事ではTOEICリスニングで高得点を取るための「3つのコツ」を丁寧に紹介します。
この記事は、
- はじめてTOEICを受ける人
- まだリスニングが苦手な初中級者
- スコアアップの方法がわからず悩んでいる人
に特におすすめです。
一緒に、リスニング力を無理なく伸ばす習慣を身につけていきましょう！
Contents
1. TOEICリスニングの特徴とは？
TOEICリスニングは、ビジネスや日常生活をテーマにした英語音声を聞いて、内容を正しく理解する力が問われます。
試験は以下の4つのパートに分かれています：
- Part 1：写真描写（写真を見て状況を選ぶ）
- Part 2：応答問題（質問や発言に対する応答を選ぶ）
- Part 3：会話問題（2〜3人の会話を聞いて内容を選ぶ）
- Part 4：説明文問題（アナウンスなどを聞いて答える）
TOEICの特徴的な点として、4種類の英語（アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダ）が使われていることが挙げられます。
はじめて受ける人にとっては「えっ、こんなに発音が違うの？」と驚くかもしれません。でも、あらかじめ慣れておけば、落ち着いて聞けるようになります。
たとえば「water」という単語の場合：
- アメリカ英語では /ˈwɑː.tər/（ワーター）
再生 ▶ をクリックして音声を聞く
- イギリス英語では /ˈwɔː.tə/（ウォータ）
再生 ▶ をクリックして音声を聞く
アメリカ英語では「r」を強く発音するのに対し、イギリス英語では語尾の「r」がほとんど聞こえません。このような違いを知っているだけでも、聞き取りやすさが大きく変わります。
また、会話スピードが速く感じるのも特徴です。普段の英語学習では聞かないスピードなので、対策が必要です。
2. 高得点を取るために必要な3つの力
TOEICリスニングでスコアを上げるには、英語をただ聞いているだけでは不十分です。以下の3つの力をバランスよく身につけることが重要です。
① 発音やアクセントに対応する「耳」を育てる
TOEICではアメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダと、異なる国の英語が使われています。それぞれ発音やイントネーションが異なるため、慣れていないと聞き取りづらく感じることがあります。
普段から複数のアクセントに触れておくと、「聞いたことがある音」として自然に理解できるようになります。英語の映画やニュース、YouTubeなどを活用して、いろんな国の英語に耳を慣らす練習を取り入れましょう。
② 速さに動じずに理解できる「瞬発力」
TOEICの音声は、実際のビジネス現場を想定しているため早口です。「全部を完璧に聞き取ろう」とするよりも、必要な情報に集中するコツを身につけることで、スコアアップにつながります。
③ 試験中でも集中を保てる「持久力」
45分間、ずっと英語を聞き続けるのは想像以上に疲れます。練習を通じて集中力を鍛えることで、最後までブレずに聞き続けられる耳が育ちます。
3. 【必勝の3ステップ】TOEICリスニングで点数を上げる方法
ステップ1：スピードに慣れる練習法
「ゆっくり話される英語なら分かるのに、TOEICは速すぎて…」という方には、スピードに慣れるトレーニングが効果的です。
▼ こんな練習法を試してみよう！
- 英語のポッドキャストやYouTubeを1.25〜1.5倍速で再生
- 「聞き流し」ではなく、意味を考えながら聞く
- スクリプト（台本）がある音声を選び、後で文字と照らし合わせる
はじめは「速すぎて無理！」と思っても、毎日少しずつ続けることで耳がスピードに慣れてきます。
ステップ2：集中力を保つコツ
リスニング中に「他のことを考えていて聞き逃した…」という経験はありませんか？
集中力が途切れると、そのあともリズムが崩れてしまいます。
▼ 集中力を高めるコツ
- 試験前に深呼吸をして、気持ちをリセット
- リスニング前に目を閉じて、音に集中する練習をする
- 苦手なアクセントや内容の音声を重点的に練習する
「3分集中→1分休憩」のように、短時間集中の練習を積み重ねる方法も効果的です。TOEIC本番の45分にも耐えられる集中力が自然と育ちます。
ステップ3：頻出フレーズと単語を覚える【音読推奨】
TOEICでは、決まったフレーズや単語が繰り返し出てくるため、それらを覚えておくだけでスコアに大きく影響します。
🔊音声でまとめて聞けます！
それぞれの定番フレーズをまとめました。ナチュラルなスピードなので、リスニングやシャドーイング練習に最適です。
▼おすすめの学習方法
・まずは音声だけを聞いて、どんな質問か想像する
・日本語訳と照らし合わせて意味をチェック
・何度か聞きながら、自分でも声に出して読んでみる
・苦手な表現だけ個別に復習するのもおすすめ！
▼ 質問に使われる定番フレーズ（Part 2）
🎧
- What time does the meeting start? （会議は何時に始まりますか？）
- Where is the nearest station? （最寄りの駅はどこですか？）
- Who’s going to lead the project? （誰がプロジェクトを担当しますか？）
- Could you repeat that, please? （もう一度お願いできますか？）
- How long will the interview last? （面接はどのくらい続きますか？）
▼ 応答の定番フレーズ
🎧
- It starts at 3 p.m.（午後3時に始まります）
- I’m not sure. （わかりません）
- Let me check. （確認します）
- She’s on vacation. （彼女は休暇中です）
▼ ビジネス会話でよく出る表現（Part 3・4）
🎧
- Please fill out this form. （この用紙に記入してください）
- We’re expecting a delivery tomorrow. （明日、配達予定です）
- The deadline has been extended. （締切が延長されました）
- She’s been promoted. （彼女は昇進しました）
- I’ll send you a reminder. （リマインダーを送ります）
▼ よく出る単語カテゴリ別
🎧
- deadline（締め切り）
- client（顧客）
- invoice（請求書）
- shipment（出荷）
- supervisor（上司）
- contract（契約）
- quarter past ten（10時15分）
- by Friday（金曜日までに）
4. リスニング中に注意すべき2つのポイント
① 問題文を読みすぎない
設問を読むのに時間をかけすぎると、音声に集中できなくなります。
▼ ポイント
- 読むのは「ざっくり」でOK
- 重要なキーワードだけを頭に入れておく
- 実際の内容は音声で判断する
② すべての情報を聞き取ろうとしない
リスニングの音声は情報が多く、すべてを理解するのは難しいです。
▼ ポイント
- 回答に必要な情報だけを選び取る
- 数字、場所、名前などを重点的に聞く
- 不要な話は「聞き流す」意識を持つ
5. リスニング力を伸ばす日々の練習法
TOEICリスニング対策は、毎日コツコツ積み重ねるのが鍵です。難しい教材を買わなくても、手元にあるツールで十分に練習できます。
◎ 日常でできるリスニング習慣
- 通勤中に英語のラジオやポッドキャストを聞く
- 家事をしながらYouTubeの英語チャンネルを流す
- 1日5分、英語音声を聞いて「日本語で要約」してみる
◎ 模試やアプリを活用しよう
- 月1回はTOEIC模試に挑戦し、本番感覚を養う
- アプリで苦手なパートを重点練習する
- 再生速度やタイマーを使って、試験ペースに慣れる
特に初心者の方には「スタディサプリENGLISH」や「abceed」などのTOEIC対策アプリがおすすめです。
6. まとめ｜今日からできるスコアアップ習慣
TOEICリスニングのスコアを上げるには、テクニックと習慣の両方が大切です。試験直前に詰め込むのではなく、毎日の積み重ねで自然と耳を育てることが一番の近道です。
これらを意識して取り組むことで、「聞き取れた！」「意味がすぐわかった！」という成功体験が増えていきます。
はじめてのTOEICでも、今の実力に不安があっても大丈夫。
焦らず一歩ずつ進めば、必ずスコアはついてきます。
さあ、TOEICリスニング高得点を目指して、今日から新しい一歩を踏み出してみませんか？
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